ベビーラッシュが続いている伊豆シャボテン動物公園で、2年ぶりにミナミコアリクイの赤ちゃんが誕生しました。ミナミコアリクイきょうだいの五男となり、園内の「シャボテン温室」では母親との仲睦まじい姿を見ることができます。
大人になってからもとてもかわいいミナミコアリクイですが、赤ちゃんの姿はこの時期だけの特別なかわいさを備えています。GWに伊豆高原へお出かけする予定の人は、ぜひミナミコアリクイの赤ちゃんに会いに、伊豆シャボテン動物公園に遊びに行ってみてください。
お母さんと赤ちゃんのふれ合いが微笑ましい
母である「ココア」はこれまで複数回の出産を経験してきましたが、いつもは早い段階で子育てを放棄してきましたが、今回は母性がわいてきたのか、誕生当日から赤ちゃんを抱いたりおんぶしたり、しっかりと子育てする微笑ましい姿がみられます。
ただ、生後1週間ほどで、赤ちゃんの体重の減少がみられたため、飼育員が授乳のサポートをする『介添え哺育』を開始。飼育員が1日2回の授乳をすることで、誕生当時462gだった体重は574g(4月17日現在)まで増え、順調に成長しているとのこと。
親子の様子は、「シャボテン温室」内の展示場にて見ることができます。お母さんに甘えるミナミコアリクイの赤ちゃんを見られるのは今だけ。この連休はミナミコアリクイファミリーに会いに、伊豆高原に出かけてみてはいかがでしょう。
※赤ちゃんの体調によりご覧いただけない場合がございます。
ミナミコアリクイの特徴
ミナミコアリクイは黒色のベストを着ているように見える背中のV字型の模様が特徴で、基本的には樹上で生活をしています。木に尻尾を巻き付けていどうできるように、尻尾の内側には毛が生えていないのも、ミナミコアリクイの特徴のひとつになります。
木登りやアリ塚を壊したり、さらには相手を威嚇するために前足には大きなカギ爪を持っており、長い舌を使って、アリやハチなどを舐めとるようにして食します。
ミナミコアリクイのメスは平均して約44日間の発情周期があり、妊娠期間は130~190日ほど。1回の出産で1頭の子を産みます。
学名 | Tamandua tetradactyla |
英名 | Southern tamandua、Lesser anteater |
分類 | 有毛目 オオアリクイ科 コアリクイ属 |
分布 | ブラジル、ベネズエラ、パラグアイなどの南米北中部 |
体長 | 頭胴長35~90cm、尾長35~70cm |
体重 | 3.5~8.5kg |
伊豆シャボテン動物公園
営業時間:9:30-16:00 ※季節により変動あり
入園料金
平日 | 休日(土日祝・繁忙期) | |
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大人(中学生以上) | 2,700円 | 2,800円 |
小学生 | 1,300円 | 1,400円 |
幼児(4歳以上) | 700円 | 700円 |
住所:〒413-0231 静岡県伊東市富戸1317-13
TEL:0557-51-1111(代)
HP:https://izushaboten.com