伊豆高原ハイキングコース&ウォーキングコース完全ガイド

伊豆高原は豊かな自然環境と美しい景観で知られており、ハイキングやウォーキングが好きな人にとって理想的なスポットとなっています。海にはジオパークでもある城ヶ崎海岸、高原は溶岩で出来た複雑な形状をしており、どこを歩いていても新しい発見があります。

ここでは、伊豆高原の四季折々の自然を感じながら、体を動かし、心をリフレッシュできるハイキングコースやウォーキングコースをご紹介していきます。初心者向きのコースから上級者向きのコースまで幅広く紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

目次

伊豆高原ハイキング&ウォーキングの基礎知識

一般的なハイキングやウォーキングに最適な時期は春と秋ですが、伊豆高原は冬は温暖で、夏は心地いい風が吹くので年間を通して楽しむことができます。ただし、いくつか知っておくべきポイントがありますので、まずは伊豆高原でハイキングやウォーキングを楽しむための基礎知識をご紹介します。

  • 自動販売機が限られているので水分は予備も含めて確保しておく
  • 坂道が多いので滑りにくい靴を選ぶ
  • ゴミ箱が少ないのでゴミは持ち帰る
  • 動物を餌付けしない
  • バスの本数が少ないから移動は基本徒歩になる

頭に入れておくべき基礎知識はこの5点です。それぞれについて詳しく解説していきます。

自動販売機が限られているので水分は予備も含めて確保しておく

まず大事なのは水分をきちんと確保しておくことです。観光スポットには自動販売機がいくつもありますが、そうでない場所には自動販売機もコンビニもなく、夏場は水分が足りなくなって脱水症になる可能性があります。登山をするくらいの気持ちで水分を持っておきましょう。

坂道が多いので滑りにくい靴を選ぶ

服装で気をつけたいのが靴です。伊豆高原は坂道が多く、整備されていない場所も多いので、ハイキングはハイキングシューズやトレッキングシューズなどを選び、ウォーキングもスニーカーではなく、ランニングシューズなどの滑りにくいものを選んでください。

ゴミ箱が少ないのでゴミは持ち帰る

伊豆高原のハイキングコースやウォーキングコースはゴミ箱が少ないので、基本的にはゴミは宿や自宅に持ち帰るようにしてください。絶対にNGなのはポイ捨てです。道を歩いていると所々でポイ捨てされたゴミを見かけますが、真似しないように注意してください。

動物を餌付けしない

伊豆高原ではタイワンリスや猿、イノシシ、鹿などが生息していますが、基本的に見かけても近づかないようにしてください。できるだけ目を合わせないようにして、その場を離れましょう。もちろん餌付けはNGです。どんなに可愛くても自然の動物ですので、餌は与えないでください。

バスの本数が少ないから移動は基本徒歩になる

伊豆高原でハイキングやウォーキングをする場合、スタート地点への移動方法は電車とバス、そしてタクシーが基本となります。ただいずれも本数が少なく、タクシーにいたっては配車を断られることもあります。基本的にはバスもタクシーも頼りにせず、駅を終点にして自分の足で移動するつもりでプランを組みましょう。

▼伊豆高原のタクシー事情についてはこちらの記事をご参照ください▼

おすすめハイキング&ウォーキングコースガイド

伊豆高原にはいくつかのハイキングコース、ウォーキングコースがありますが、おすすめなのは下記の5ルートです。

  • 城ヶ崎自然研究路コース
  • 城ヶ崎ピクニカルコース
  • 小室山コース
  • 里やまを体感するコース
  • やんもの里コース

それぞれの特徴について見ていきましょう。

城ヶ崎自然研究路コース

ジオパークを満喫したい人におすすめのコースで、本コースだけで7kmもあります。アクセスしにくいのが難点で、八幡野港へは伊豆高原駅から徒歩、伊豆海洋公園からはバスもしくは徒歩で駅まで移動するので、トータルで10km近く歩くことになるので、お弁当を持って午前中にスタートしましょう。

八幡野港 – 自然研究路 – 大淀・小淀 – あかねの浜 – いがいが根 – 日蓮崎 – 蓮着寺 – 伊豆海洋公園(MAP

距離:約7km
歩行時間:約3時間

城ヶ崎ピクニカルコース

由緒ある富戸三島神社や産衣石のある宇根展望台を通って、ピクニカルコースへ向かうルートです。通常は伊豆海洋公園からバスで移動するか、徒歩で城ヶ崎海岸駅に向かうコースになりますが、春は城ヶ崎海岸桜並木通りの桜が見頃を迎えるので門脇灯台から城ヶ崎海岸駅に向かうのもおすすめです。

富戸駅 – 富戸三島神社 – 龍宮神社・宇根展望台 – 富戸港 – ピクニカルコース – 門脇灯台 – 蓮着寺 – 伊豆海洋公園(MAP

距離:約5km
歩行時間:約2時間

小室山コース

お手軽ハイキングとしておすすめなのが川奈駅から小室山まで向かうコースで、片道2.5kmしかないので、川奈駅を拠点に往復するのがおすすめです。小室山から下山するときに途中で恐竜広場方面に向かうのがポイントです。ちょっと不思議な体験ができます。

川奈駅 – つばき園入口 – つばきの館 – つつじ園 – 小室山レストハウス – 小室山山頂 – 恐竜広場 – 小室山リフトバス停(MAP

距離:約2.5km
歩行時間:約2時間

里やまを体感する道コース

富戸駅から一碧湖までを歩くコースで、序盤に急坂を登ることになるので距離はあまりありませんが、思った以上に体力が必要となります。坂の途中で伊豆大島が大きく見えるので、一碧湖側から歩き出したほうが風景を楽しめます。途中にコンビニがなく自動販売機もほとんどないので、水分を持ってスタートしてください。

富戸駅 – 栗の原バス停 – 里やまを体感する道 – 吉田隧道水門 – 一碧湖一周 – 一碧湖バス停(MAP

距離:約4.5km
歩行時間:約3時間

やんもの里コース

伊豆高原駅をスタートし満開の桜並木の下を散策できるので、3月下旬頃におすすめのコースです。八幡宮来宮神社の高見のシイの木や百年杉などの見どころも多く、隠れた名店が点在しているのでランチタイムに合わせて歩くのがおすすめです。

伊豆高原駅 – 桜並木 – 高原中央バス停 – ホテル伊豆高原 – 県道中大見・八幡野線 – 八幡宮来宮神社 – 伊豆高原駅(MAP

距離:約6km
歩行時間:約2時間

伊豆高原駅を拠点にして日帰り温泉で汗を流そう

ハイキングやウォーキングで汗をかいたら温泉に行きたくなるところですが、伊豆高原には日帰り温泉がそれほど多くなく、本格的な温泉は伊東や赤沢まで足を伸ばす必要があります。でも1つだけ手軽に入浴できる温泉施設があります。それが「立ち寄り温泉 伊豆高原の湯」です。

スーパー銭湯に近いスタイルですが、もちろんきちんとした温泉(アルカリ性単純温泉)です。嬉しいのは伊豆高原駅から徒歩5分のところにあるという利便性の良さ。温泉からあがってから湯冷めすることなく電車に乗れてしまいます。駅舎内の飲食店が近いのですぐに食事をできるのも魅力的です。

この温泉があるので伊豆高原でのハイキングやウォーキングは、伊豆高原駅を拠点に往復するか、バスやタクシーでスタート地点に移動して伊豆高原駅に向かうというのがおすすめです。

住所:静岡県伊東市八幡野1180
営業時間:10:00~24:00 最終入館23時
休館日:第1・3木曜日(祝日、GW、春夏冬休みは営業)
泉質:アルカリ性単純温泉
URL:http://www.suiransou.com

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