伊豆シャボテン動物公園では、12月末から1月にかけて、『カンガルーの丘』で暮らすクロカンガルーとパルマワラビーの赤ちゃんが誕生しました。カンガルーはこの時期に出産が続くため、伊豆シャボテン動物公園ではお母さんのポケットで育つ赤ちゃんカンガルーを見ることができます。
今年はクロカンガルーの赤ちゃんが2頭、パルマワラビーの赤ちゃんが2頭確認されており、春には群れの中を駆け回る小さなカンガルーやワラビーを見れるかもしれません。ひと足早く赤ちゃんの顔を見てみたいという人は、ぜひこのタイミングで伊豆シャボテン動物公園を訪れてみてください。
クロカンガルー
2023年12月29日(金)に1頭、2024年2月8日(木)に1頭、合計2頭のクロカンガルーの赤ちゃんがお腹の袋から顔を出しました。有袋類は非常に未熟な状態で生まれる為、伊豆シャボテン動物公園では赤ちゃんが初めて袋から顔を出し、飼育員がそれを確認した日を「誕生日」としています。
ぽかぽかと暖かい日には赤ちゃんが頻繁に顔を出すようになり、さらに誕生から約1か月後にはお腹の袋から外に出る姿が見られるようになります。今回2頭の赤ちゃんが誕生したことにより、合計14頭の群れになりました。
クロカンガルーの生態
クロカンガルーは10~12頭で群れを作ります。夜間にイネ科の植物や木の葉を採食し、日中は強い日差しを避けて生活しています。前足よりも後足が発達し、時速約40kmで走るといわれています。
妊娠期間は約1ヶ月で、赤ちゃんは体長約2~3cm・体重約1gの未熟児状態で生まれます。すぐに自力で育児嚢に入り、約6ヶ月後にやっと袋から顔を出し、約1年で自立(乳離れ)をします。
パルマワラビー
パルマワラビーは1月31日(水)に2頭の誕生が確認されています。赤ちゃんたちは順調に成長しており、天気の良い暖かい日には袋から顔を出したり、袋の外へ出て遊んだりする愛らしい姿を見ることができます。
現在、親子たちは『カンガルーの丘』内の一角で過ごしており、誕生から約1ヶ月後にはお腹の袋から外に出る姿が見られるようになります。赤ちゃんたちは、約2ヶ月後にはふれあいエリアにデビューする予定です。
パルマワラビーの生態
森林地帯で単独もしくは少数の群れを作り生活をしている夜行性の動物です。妊娠期間は約30日で、1回の出産で1頭を出産します。生まれたての赤ちゃんは毛もなく目も見えず、1~2cmの未熟な状態で母親の腹部の道を通って育児嚢に入ります。
生後約6ヶ月で袋から顔を出すようになり、授乳は生後約1年続きます。
伊豆シャボテン動物公園
営業時間:9:30-16:00 ※季節により変動あり
入園料金
平日 | 休日 (土日祝・繁忙期) | |
大人(中学生以上) | 2,700円 | 2,800円 |
小学生 | 1,300円 | 1,400円 |
幼児(4歳以上) | 700円 | 700円 |
住所:〒413-0231 静岡県伊東市富戸1317-13
TEL:0557-51-1111(代)
HP:https://izushaboten.com